2021
07.09

ワクチン接種の予定変更と今後のコロナの見通しについて

お知らせ, 市政情報, 横須賀のくらし


こんばんは。西郷宗範です。

すでに64歳以下のワクチン接種の変更については、このブログでもご案内してきましたが、昨日、上地市長自ら今後のワクチン接種の予定についてメッセージがありました。

また、併せて保健所長から今後の見通しについても報告されています。

ぜひご覧いただき、本市の状況についてご理解いただきますようよろしくお願いします。

以下市長メッセージとなります。




新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(2021年7月8日)








本日は、64歳以下の方々に対するコロナワクチン接種の予定の変更についてと、横須賀保健所長の土田所長より、今後のコロナの見通しについてお伝えいたします。




ご説明に先立ちまして、先日、横須賀アリーナで発生したワクチンの廃棄について、まずはお詫びをさせていただきたいと思います。国からのコロナワクチンの供給が見通せない中、人為的ミスと思われるこのような不始末により多くのワクチンを廃棄せざるを得なくなったことは、多くの市民の皆様にご不安とご迷惑をお掛けすることとなり、誠に慚愧にたえず、心からのお詫びを申し上げます。大変苦労の多い現場ということは確かであり、全国で同様のミスが多発しているとはいえ、このようなことが2度と起きないよう、徹底した指導を行いました。誠に申し訳ございませんでした。




さて、横須賀市は、ワクチン接種にあたり「一刻も早く、一人でも多く」というテーマを掲げ、医師会や各病院の協力をいただき、接種開始から、希望する方全員が予約できる予約枠をご用意して参りました。




しかし、現在市が必要な量として、県を通じて国に要求したワクチン量に対し、国からの供給は、これに全く足りない量の供給にとどまっています。その結果、非常に残念ですが、当初お示ししていた64歳以下の方々に対する接種スケジュールを変更することといたしました。




そこで、現在、国からの供給済みで、市で在庫としている残り少ないワクチン約6万3,000人分を有効的に、かつ効果的に活用するため、64歳以下の接種計画を次のように変更いたします。




まず、7月12日から、64歳以下から45歳までの方に対し接種券を発送し、その後、44歳以下の方々につきましては、予約状況と今後のワクチンの供給状況を見て、順次接種券を発送していく予定です。

ただし、基礎疾患をお持ちの方が優先ですので、まずは基礎疾患をお持ちの方から予約をお願いいたします。基礎疾患をお持ちでない方に関しましては、その後の予約状況をみて、市から周知をいたしますので、それまでお待ちいただきたいと思います。




当初の予定よりも接種が遅れてしまうことになり、大変申し訳ない思いでありますが、何卒よろしくお願いいたします。




続いて、土田保健所長より、今後のコロナの見通しについてお伝えいたします。




ありがとうございました。




〈以下は、横須賀保健所 土田賢一 所長〉




皆様こんにちは。横須賀市保健所所長の土田です。




昨年3月に横須賀市で一例目の新型コロナウイルス感染症の患者が発生してから1年3か月余りたちました。市民の皆様には、長期にわたり新型コロナウイルス感染症対策にご協力ご尽力いただきありがとうございます。本日は、今後の新型コロナウイルス感染症の見通しについてお話したいと思います。




残念ながら横須賀市を含め首都圏では現在リバウンドの兆しが出てきています。政府は昨日東京都に緊急事態宣言を再度発令する方針を固めたそうです。感染の再拡大の可能性も覚悟しなければならないと思っています。




一方、横須賀市では新型コロナウイルスワクチン接種は順調に進んでいます。高齢者で1回目の接種を終えた方は68%を超えました。ワクチン接種によって感染の状況は大きく変わっていくと思います。今後ワクチン接種が進んだときにどのような状況になるかは、早期にワクチン接種を開始したイギリスが参考になるとおもいます。




イギリスでは現在、高齢者の接種率は非常に高いのですが、相対的に接種率の低い若い世代を中心にデルタ変異株の流行が拡大しています。このため感染者数は増加しているのですが、重症者はそれほど増えず、死亡率は0.1%程度と大幅に低下していますので、医療のひっ迫も起きていないようです。これは、新型コロナウイルスワクチンの効果が高く、特に重症化予防の効果が非常に高いからだと思います。




日本も今後ワクチン接種が進めば、重症者は減少し、死亡率は大幅に低下すると期待されます。医療への負担も軽くなっていくのではないでしょうか。




日本の感染者の数は欧米に比べると少ない傾向が続いていました。これは、市民の皆様ひとりひとりが感染症対策に非常に協力的なことと、保健所がきめ細かい疫学調査を行っているからだと思っています。保健所は市民のご協力をいただいて疫学調査を行い、濃厚接触者を明らかにすることで感染の連鎖を止めています。これができないと欧米のようにロックダウンが必要になると思います。




保健所は市民の健康を支援する組織ですが、今ほど市民の健康のために貢献できている時はないのではないかと思っています。保健所にとっても大変な日々が続いていますが、職員一同やりがいをもって頑張っています。




市民の皆様には、ご負担をおかけしますが、今しばらく感染対策へのご協力をお願いいたします。保健所も新型コロナウイルス感染症の制圧に向けてより一層頑張って参ります。




ありがとうございました。




西郷宗範
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