観音崎自然博物館創立70周年・法人化45周年記念式典

お知らせ

こんばんは。西郷宗範です。

昨日は観音崎自然博物館の創立70周年及び法人化45周年の記念式典に参列しました。

観音崎自然博物館は1953年に観音崎観光株式会社が、観音崎・たたら浜園地の山沿いにある陸軍研究所を改築して、観音崎水産生物研究所とともに創設しました。

当初は水族館を創ろうとしていたそうですが、専門家の提案で博物館を作ることになったそうです。

創設時は水産の歴史、地球の起源から生物の進化、海の研究の歴史、三浦半島の漁業、現代水産の根本問題などからなる手作りの展示だったそうです。

その後、神奈川県から委託を受けて、博物館に併設してある水産研究所でマダイの人口養殖研究を行い、博物館の屋外水槽で、世界で初めてマダイの卵をふ化させて、マダイ養殖成功の成果を上げました。

1979年に会社の経営悪化から廃館の危機に追い込まれますが、地元県民有志からなる「社団法人観音崎自然博物館保存会」が博物館と水産研究所を購入し、運営してきました。

その後、老朽化により2度目の博物館廃館の危機にあい、1989年に現在の博物館がオープンしました。

リニューアル後は、イソギクの増殖やミヤコタナゴの保護増殖、白タナゴでの日韓交流など、希少生物の保護増殖事業などを手がけました。

現在、体験学習なども多く受け入れており、子ども達にも人気のある博物館として歴史を紡いでいます。

71年目の観音崎自然博物館にぜひ行って見てください。

西郷宗範

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