08.17
浦賀港引揚船展と記念艦三笠パネル展
こんにちは。西郷宗範です。
昨日は市内で開催されている展示会を2か所はしご…
浦賀港引揚船展は昨日まででした。
戦後、浦賀港が引揚港になっていたのは、市内の人でも、特に若い世代は知っている人が少ないような気がします。
実際、浦賀は舞鶴港に次ぐ全国4位の引揚港でした。
横須賀に引揚記念館が無いこともあるかもしれませんが、舞鶴とはあまり変わらない引揚者がいたにもかかわらず、市内でも認識されないのはいかがなものかとも考えるところです。
浦賀では慰霊祭が行われているようですが、地元ではない我々はそうした事実も知らないのです。
今回、この展示を見て改めて感じるところがありました。
最終日ということもあり、土砂降りの雨の中でも多くの方が来場し、資料に見入っていたのも、こうした展示の必要性を感じるところです。
様々な資料がありましたが、印象的だったのが、船内でコレラなどが発生し、祖国を前にしていながら上陸できない人が「あれが祖国の桜だよ」と言ったという一節…
この展示の全てを凝縮したような言葉でした。
当時の写真は日本にはほとんど残存せず、米海軍などから集めたものとのこと…
この展示会も15年ほど前から数回行ってきたというので、次回またある時はぜひご覧いただきたいと思います。
続いて、中央図書館で行われている日本遺産認定記念「記念艦 三笠」パネル展…
戦後、三笠の構造物が撤去され水族館やダンスホールなどになってしまった時期の写真…
また、その後現在の状況に復元されるまでの写真が展示されています。
戦後の三笠公園はメリーゴーランドなど様々な遊具があり、娯楽施設として利用されていました。
三笠も船体のほかの構造物は撤去され、甲板上は水族館とダンスホールの建屋が…
当時の写真では賑わっていたようにも感じますが、三笠を愛する人たちが見ると無残というほかないかもしれません。
そして、復元…
この展示は20日(日)まで開催されていますのでぜひご覧いただきたいと思います。
さらに、日本遺産記念ということでここヨコではVRライブラリとペーパークラフトのコーナーができています。
VRゴークルがあるとさらに臨場感ある楽しみ方ができるかもしれませんね。
ペーパークラフトもダウンロードして楽しむことができるのでぜひ挑戦してみてください。