06.28
キャベツを食べるウニ
こんにちは。西郷宗範です。
きょうは自民党と市政同友会の有志で、6月初旬の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)で紹介されたキャベツを食べるウニの視察のため、大楠漁業協同組合へ…
元々は魚が卵を産み付ける海藻を食べつくし、磯焼けを引き起こすムラサキウニを何とかできないかということから始まった試みです。
我々が食べるウニは卵巣・精巣部分…
しかし、ムラサキウニはこの部分があまり入っておらず、食用には適しません。
しかし、磯は荒らすので、駆除しなければならないということでした。
神奈川県水産技術センターでは、3年前からウニの養殖実験を行っており、キャベツを餌として与えると、身も甘く大きく育つということで、現在、大楠漁協では、県の依頼もあり試験養殖を行っています。
実は時期はもう少し前なのですが、今回は県の試験ということもあり、今週いっぱいまで引っ張っているそうですが、温度管理など大変の部分も多いそうです。
8個の水槽には約1400個のウニが養殖されており、一水槽で200個強のウニが飼育されています。
この一水槽のウニが1週間に食べるキャベツの量は約30㎏…
意外と食べますね。
今回はまだ途中でしたが、最後にミカンの皮を与えると色も黄色がかって、見た目もよくなるそうです。
ただ、ムラサキウニは水っぽいのが難点ですね。
味はやはり甘みがあって、えぐさもありませんでした。
まだ試験段階ですが、いずれは本格的にできるようにしていきたいそうです。
まあ、三浦の春キャベツを食べているのですからおいしいのは当たり前と言わざるを得ませんが、潰すキャベツを再利用するという点でもこの事業は本市にとっても貴重なものになりそうです。
早く商品化されたものを食べてみたいものですね。