03.08
本日はこども育成部の審査
こんにちは。西郷宗範です。
本日は常任委員会の二日目…
教育福祉常任委員会はこども育成部の審査でした。
特に質疑が多かったのが保育所等巡回支援指導事業費、保育士等に対する処遇改善加算の実施及び(仮称)中央こども園の整備などです。
保育所等巡回支援指導事業は、保育所等の保育の質の確保及び向上のため、順守すべき内容や重大事故防止に関する指導・助言を行う巡回指導に要する経費です。
国のメニューの中で本市として必要な事業として手を挙げたというものです。
保育の現場での事故などを未然に防ぐためにも経験の豊かな人が、現場を見て助言し改善していくことでより良い保育の現場になるという考えに基づいています。
保育士等に対する処遇改善加算は、国が認可保育園等の経験年数7年以上の保育士に対して処遇改善として加算を実施していますが、国が示す計算式に従い支給されるため7年以上の保育士全員が満額もらえるわけではありません。
そこで本市が独自に助成することにより全員が満額もらえるようにします。
続いて、(仮称)中央こども園整備については、予定していたポートマーケット駐車場から横須賀市職員厚生会館に変更することになったことによるコスト面に関する質疑が多くされました。
場所的にはこれまで市議会でも駅から遠いという意見が多く出されていたことから、より近くなる職員厚生会館については否定的な意見は出ません。
しかし、リノベーションということで当初の建設コストとリノベーション費用と最終的にはどちらが低いのかという検証が細かくされていないことは疑義が出るところかもしれません。
実際、職員厚生会館の代替施設としてはヴェルクよこすかを利用するということですが、コストはかけないというもののリノベーションなどの費用がかかる可能性もあります。
また、30年は利用できるとしていますが、中央地区の保育園の数から考えると、今後の児童数によっては30年以上利用しなければならない可能性もあり、それに関してどう考えるのかという議論も出ました。
来年度に基本設計が行われるので、それを見ながら再び議論が行われると思います。
また、きょうの審査では助成事業に対する質疑も行われています。
監査を行った際に指摘事項があった事業者に、改善の確認をせずに助成を行っていいのかのいう疑義がありました。
現状では3月末までに改善を行うという言質をとっていることから、予算としては執行予定で進めていきますが、こうした問題は引き続きチェックをしていかなければとなりません。
きょうの教育福祉常任委員会ではかなり白熱した議論が交わされました。