2019
07.01
07.01
八王子市視察
こんばんは。西郷宗範です。
きょうは会派で八王子市に視察…
テーマは「八王子市における成果報酬型官民連携モデル事業の取り組み」です。
八王子市ではソーシャルインパクトボンド(成果報酬型官民連携モデル事業)で大腸がん検診の精密検査の受診率の向上を平成29年から行っています。
大腸がんを選んだ理由としては、胃がん、肺がん、子宮頸がん、乳がん検診に比べ、精密検査の受診率が低いということもあります。
また、部位別死亡数では男性3位、女性1位という結果もあり、こうしたことから大腸がん検診が選ばれたそうです。
精密検査の受診率が低い理由としては、痔などで鮮血が出ることもあるため、自己判断で精密検査に至らないということもありますが、がんとの結びつきを想像しにくいということだそうです。
八王子市では便潜血検査キットを結構審査昨年度受診者に同封したり、健康診査と大腸がん検診のセット受診を開始したりと工夫しています。
これは平成26年から開始し、それだけでもだいぶ効果を上げているようですが、費用はだいぶ掛かるようです。
成果指標としては「受診率」、「精密検査受診率」、「早期がん発見者数」の3点としています。
大腸がん検診の受診勧奨では、AIを利用し、各受診対象者に合わせたオーダーメイドの案内なども送付しています。
こうしたことにより、格段に受診率が上がっているそうです。
八王子市の特徴としてはそのほかに医療保険部という健康部からも福祉部からも独立した部署があり、本市では福祉部が行っている健康診査と健康部が行っているがん検診を一つの部署が行っているというところもあります。
部署の形はどれが正解というのはなかなか難しい判断ですが、今後の研究課題としては必要な要素です。
今回の視察を踏まえ、会派としても研究してまいります。
西郷宗範
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