11.07
横須賀凄いぞ4
こんばんは。西郷宗範です。
金曜日の視察は3件でしたが、週が明けて火曜日にはさらにもう1件…
電力中央研究所の視察を行いました。
電力中央研究の歴史は古く、昭和26年に9電力会社の研究機関として財団法人電力技術研究所が発足…
翌昭和27年に経済研究部門を追加して財団法人電力中央研究所に改称しました。
ここでは、9電力会社からの依頼に基づく様々な研究を行っています。
最近は新電力会社も発足していることから、そうした会社からの依頼についても研究を行っています。
横須賀では電力を作って送るということについて、特に大きな実験を行っています。
ブリーフィングの後は4つの施設を視察…
大容量電力短絡試験設備、IoT関連設備、石炭燃焼特性実証試験装置、振動発電素子開発設備です。
大容量電力短絡試験設備は雷などにより短絡故障が発生するときに、通常の数倍の電流が流れるため、機器の故障が発生する恐れがあります。
この原理を把握することにより安全・安心な電力流通設備を構築することができます。
IoT関連設備ではスマートメーターなどの原理やデータ収集の必要性などを学びました。
石炭燃焼特性実証試験装置では、実際の火力発電所と同様の能力を持つ炉を見学…
興味深かったのは石炭の種類です。
水分量や灰分、発熱量、燃料比など石炭の種類により様々あることを知りました。
この様々な石炭を色々と混ぜながら効率よく費用も抑えているそうです。
そして、今日一番見たかったのが振動発電素子開発設備…
振動により発電を行う装置です。
橋や道路などのわずかな振動から発電が行われるのです。
今研究されているのは振動発電とエンターテイメントのコラボ…
爪や太鼓のばちなどに取り付けた振動発電機により光を発し、踊りや音楽を演出します。
ちょうど今猿島で行われているSense Islandなどにこうしたものを加えるとまた違う演出ができるのではと感じました。
横須賀発のエンターテイメント…
期待したいところです。
こうした施設も横須賀にあるということを改めて知りました。
本当に横須賀って凄いです。