06.03
市長メッセージ(2020年6月1日)
こんばんは。西郷宗範です。
一昨日、上地市長からメッセージが公開されました。
すでにご覧になっている方も多いとは思いますが、緊急事態宣言が解かれ、6月からは学校も再開されました。
これからは新たな生活様式の中、我々は暮らしていかなければなりません。
そんななか、上地市長のメッセージは、市長が一番気に掛ける感染症の拡大に端を発した差別や偏見、誹謗中傷についてです。
こうしたことが横須賀では起きないよう、ぜひ上地市長のメッセージをご覧ください。
新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(2020年6月1日)
本日、久しぶりに登校する子どもたちの姿を目にしました。やはり朝のまちには、子どもたちの姿がよく似合います。
毎朝、子どもたちが学校に通う。つい先日まではごく当たり前だった多くのことが、平穏な日々であったからこそ享受できることだったと気づかされるこの数か月でした。再び緊急事態宣言の時のような状況に戻らないようにと、気持ちを新たにしたところです。
これまで私が、新型コロナウイルス感染症に関し、最も心を痛めたことの一つが、感染症の拡大に端を発した差別や偏見、誹謗中傷です。
感染した方やご家族、濃厚接触者、治療にあたっている医療スタッフとそのご家族、エッセンシャルワーカーと呼ばれる、私たちの日常生活を維持するために、日夜働き続けていただいている方々への不当な差別、偏見、いじめSNSでの誹謗中傷は、決してあってはなりません。
緊急事態宣言が終了した今でも、私たちには「新しい生活様式」での生活が求められています。その内容は、人と人との距離を保ちましょう、食事は対面ではなく同じ方向を向いて座りましょう、などといったことが多くなっています。
この人と人との距離というのは、感染症予防の観点からの物理的なものであって、心の距離まで離す必要はないのです。
私はこれまでのメッセージの中で、心を合わせて難局を乗り越えましょうと、繰り返しお伝えしてきました。物理的な距離はどうであろうと、心の距離を近づけることが何よりも重要との思いからです。
当たり前のことですが、誰にも日々の暮らしがあります。患者さんにも、患者さんのご家族にも、そして医療従事者を始めとするエッセンシャルワーカーお一人お一人にも、それぞれの暮らしがあるのです。
そこで、皆さんにお願いがあります。ぜひ、それぞれの方々の暮らしに思いをはせていただきたいのです。私は、こうすることが心を合わせることになり、それによって心の距離が近づき、おのずと差別や偏見などはなくなっていくのではないかと思っています。
横須賀を新型コロナウイルス感染症も、差別も、偏見も、誹謗中傷もない、心と心の距離が近く温もりが感じられるまちにしていきましょう。
横須賀市長 上地克明