2022
01.01

2022年 元旦

お知らせ, 活動中


あけましておめでとうございます。西郷宗範です。

本年もよろしくお願いいたします。

例年であれば、大晦日から元旦にかけてが一番忙しいのですが、コロナの影響により少し余裕をもって過ごすことができました。

それでも日頃からお世話になっている神社への初詣は済ますことができました。

きょうは気候も良く、初日の出を見に行けばきれいに見えたのですが、今年はその後の予定を考えパス…

その代わりに、大きな富士山を横須賀から見ることができました。

今年は富士山のようにしっかりと地を広げて構えていきたいと思います。

さて、上地克明横須賀市長からも年始のメッセージが発表されています。

ぜひご覧ください。




新年のごあいさつ(2022年元日)








新年あけましておめでとうございます。横須賀市長の上地克明です。




皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられましたことと拝察をし、まずは心よりお慶び申し上げます。
昨年は新型コロナウイルスへの対応で、皆様には様々なご辛抱と大変な我慢をおかけ致しました。
改めまして、皆様のご理解とご協力に、深く感謝を申し上げます。そのおかげをもちまして、現在は、ここ一年間で最も感染状況は落ち着きを見せております。
とりわけ医療従事者をはじめ、エッセンシャルワーカーの皆様の連日連夜に渡るこれまでのご尽力に、心からの御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。

この2年近くにわたるコロナとの戦いにも、ようやく光が見え始めました。ワクチン接種において2回接種済みの方は8割を超え、いよいよ3回目の接種も開始することができました。
会食やイベントなどの制限もほぼ解除されることとなり、だんだんと元の日常を取り戻しつつあります。
ただ、年末には新たな変異株の出現などがあり、まだまだ予断を許すことはできません。
もうしばらくの間は、感染対策の徹底の継続をお願いすることになりますが、そのような中でも、withコロナの社会をしっかりと見据え、皆様とともに未来に向け、着実に前に進んでいきたいと考えています。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

こちらは3年前の年明けにお伝えさせていただいた、方丈記の一説です。このコロナ禍において、私たちは、これまでの生活が一変しました。
この高度に科学が発展した現代社会において、ソーシャルディスタンスという言葉が生まれ、人と人との距離をあけて生活しなければならないなど、一体、誰が想像できたでしょうか。
いつまでこのような生活が続くかわからない、本当に先の見えない、暗く閉鎖的な毎日であったと思います。
試行錯誤の日々の中、世界中が、このコロナと戦いました。いつしか、ワクチンが生まれ、効果的な予防方法も定着し、今では、このコロナを克服し、新しい社会が出発しようとしています。
私は今年の言葉に、「新流」を選びました。「新しい流れ」と書き、「新流」です。なぜなら私は今年を、コロナ禍からの再生のため、横須賀から新しい流れを生み出し発信していく、そんな一年にしたいと思っているからです。
そして、こうした大きな時代の変化に臆することなく、変化を力に変え、横須賀の元気を取り戻していかなければならないと思っています。

これには、昨年の横須賀市の転換点とも言える2つの大きな動きを是非とも生かしていきたいと考えています。
1つ目はルートミュージアムです。現在、横須賀市では、市全体を大きな博物館として楽しむ「ルートミュージアム」の取り組みを進めています。
その中で、昨年5月には、明治初期に建築された当時の部材を一部活用したティボディエ邸が、その拠点としてヴェルニー公園内にオープンしました。
昨年3月には、住友重機械工業株式会社様のご厚意により、世界に4つしか現存しないといわれている、総レンガ造りの浦賀ドックとその周辺部をご寄附いただきました。
これらの貴重な財産は、ルートミュージアムを構成する文化財の中で欠かすことのできない存在であり、とりわけ浦賀を中心に市内をめぐる旅「MEGURUPROJECT」はメディアからの注目度も高く、改めて浦賀の、そして横須賀の可能性を強く感じています。
今後も、民間事業者との連携を図りながら、新しい流れを呼び込み、さまざまな活用を進めていきたいと考えています。
そして2つ目は、横須賀と北九州をつなぐ高速フェリーの就航です。これにより、横須賀市は、首都圏の海の玄関口として、物流における確かな地位を築くという、新たな流れを生み出すことができました。
また、令和7年には、圏央道と横浜横須賀道路との接続が予定されております。
フェリーの就航と併せてこれらの実現は、3方を海に囲まれているという横須賀にとって抗うことができない地勢上の課題を、一変させることになり、これはまさに横須賀市にとって第二の開国であると考えています。
私は、このような新しい流れを契機に、横須賀への注目を高め、投資を呼び込み、多くの人に訪れていただくことで、地域経済に好循環を作り出したいと考えています。

そして、横須賀で暮らすすべての人々がお互いを認め合い、手を取り合って慈しみあい助け合うことのできる、「だれも一人にさせないまち」にしていきたいと思っています。
市役所においても、赤ちゃんから年配者まで、一貫して皆様を支えることができるよう、福祉、健康、こども育成を総括的に一括して所管する、民生局を設置いたしました。
今年4月からは、さらに地域活動についてもその所管に加えることにより、市役所がより皆様に近いところで、皆様をお支えできる存在になることができればと考えています。
また、DXの取り組みについても、更に加速度的に進めていくつもりです。
業務の自動化、効率化を推進し、その成果として、職員を皆様の近いところに配置することで、人にしかできない業務に、人的資源をこれまで以上に手厚くしていこうと考えています。
こうした一連の流れの中で、令和4年が将来において、横須賀の発展の歴史の、第2章の始まりであったと、市民の皆さんに誇れるような一年にしたいと思っています。

是非皆様には、今後も引き続き、変わらぬお力添えをいただけますよう、お願い申し上げる次第です。

結びに、皆様にとって、令和4年が心躍る輝かしい一年となりますことを心からお祈りします。
今年も一年、どうぞ、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。




横須賀市長 上地克明




西郷宗範
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