05.09
環境負荷の少ない電気の供給
こんばんは。西郷宗範です。
広域処理センター「エコミル」で発電した環境負荷の少ない電気を、小売電気事業者を通して、令和4年5月から市役所本庁舎(1~3号館、分館)に供給を開始することが決まりました。
「エコミル」では、発電した電気(約3,239万kWh/年)のほぼすべてを売却していました。
しかし、SDGsやゼロカーボンなど今後取り組んでいかなければいけない課題が山積しています。
そこで、電力の地産地消及び二酸化炭素排出量の削減に役立てることができないか検討してきところ、令和4年2月からのリサイクルプラザ「アイクル」への電気供給試験で運用に特段の問題がないことを確認できたため、市役所本庁舎での電気供給を開始することとなりました。
廃棄物を燃料として発電しているため、焼却時に捨てられてしまうエネルギーを有効利用できます。
発電における化石燃料の使用を減らすことができるため、二酸化炭素の排出量は「実質ゼロ」と認定され、再生可能エネルギーのひとつであるバイオマス発電に位置付けらます。
市役所本庁舎は年間約365万kWh、そして、リサイクルプラザ「アイクル」は年間約247万kWhですから、十分に賄える量の発電量をエコミルでは発電していることとなります。
そして、削減できる二酸化炭素量は、市役所本庁舎で約1,684トン、リサイクルプラザ「アイクル」で約964トンとなり、2施設の削減量は、市役所全体の排出量の約4.5%相当(令和2年度実績により算出)となります。
今後は「エコミル」の余力発電量についても、他の施設で最大限活用していけるよう引き続き検討するとのことですので、さらに二酸化炭素の削減も進むことでしょう。
すでに昨年度の常任委員会でも二酸化炭素の削減については質疑を交わしています。
私自身もさらに何かないか検討していきたいと思います。