07.30
AEDステーション
こんにちは。西郷宗範です。
自動体外式除細動器(AED)は心臓に電気ショックを与えることで除細動を行う高度管理医療機器です。
最近は防災訓練などでも習い、あちこちの施設においてあるので目にすることも多いかと思います。
使うことがないのがいい機器ですが、使うような状況に遭遇しないとは限りません。
では、救命の状況で、「AEDを持ってきてください」と言われたらどこに探しに行くのでしょう。
横須賀市では、平成21年から「AEDステーション」標章交付制度を導入し、これまで令和4年3月の時点で286施設等に標章を交付しています。
今回、新たに市内公立学校72校の協力を得て332施設へ拡充しました。
「AEDステーション」の標章交付の条件は、
- AEDが適切に維持・管理されており、常時動作可能な状態であること
- AED設置施設の開設時間等で、当該施設付近で応急手当を必要とする傷病者が発生した場合、AEDの提供および迅速な応急手当が実施できること。
- 常時、2年以内に普通救命講習会等を受講した職員が勤務していること。
となっており、使い方を理解している職員の方もいる施設です。
しかし、職員が施設であるゆえにすべての施設が24時間誰でも取り出せる状況にあるわけではありません。
先日、夏休みの自由研究でAEDがある施設を調べたという親子が、その経験をもとに心停止した人を助けたという話を見ましたが、時間帯や曜日によってはAEDを手に入れることもできなくなってしまいます。
普段からどこにAEDがあるのか把握して多くことで、助かる命を助けることができます。
AEDステーションについては横須賀市ホームページでも公開されていますので、自宅の近くだけでも覚えておくといいかもしれません。
AEDステーションは、交付条件があるためすべての設置施設ではありません。
場合によってはマンションなどの民間施設にも置いてある場合があります。
お近くの施設にもあるかもしれません。
また、コロナ禍でなかなか防災訓練などもできていないところも多いですが、町内会や自治会の防災訓練にも参加し、いざという時のために使い方なども理解しておくことをお勧めします。