11.19
開館15周年 PRIDE OF YOKOSUKA スカジャン展
こんにちは。西郷宗範です。
きょう11月19日(土)から12月25日(日)まで横須賀美術館において開館15周年 PRIDE OF YOKOSUKA スカジャン展が開催されます。
公立美術館では初となる「スカジャン」をテーマとした展覧会です。
戦後、米兵の日本滞在のスーベニア(おみやげ・記念品)として、和装由来の鷲、虎、龍などの豪華な刺繍を施したジャケットが誕生しました。
日本国内の米軍基地内やその周辺で売られ「スーベニアジャケット」と呼ばれたこのジャケットは、その後、日本人のアメリカンカジュアルへの憧れや、ヴィンテージブームにより、数多くが日本に里帰りします。
そのなかで、戦後よりスーベニアジャケットを売り続けている横須賀「ドブ板通り」のイメージと結び付き、「横須賀ジャンパー」略して「スカジャン」の名でファッションアイテムとして定着し、現在、日本のみならず世界中で根強い人気を誇っています。
テーラー東洋(東洋エンタープライズ株式会社)の貴重なヴィンテージ・コレクション約140点を中心に、現在、世界中のファッションシーンからも注目を集める「スカジャン」約300点が展示されています。
迫力あるスカジャンをぜひご覧ください。
昨日、友人が作ったスカジャンも公開されるということで、事前取材に同行し、一部見せていただきましたが、その迫力はすごいものがあります。
友人のスカジャンを作った田沼千春さんの作品もこのように展示されています。
また、本展では、ヴィンテージ・スカジャンに用いられている「横振り刺繍」を用いて制作を行い、「現代の名工」に挙げられている桐生在住・大澤紀代美の作品も展示されています。
横須賀美術館のご来館は車という方も多いかと思いますが、今回だけはバスで来られるのがいいかと思います。
というのも、サテライト会場であるスカジャン発祥の地ドブ板通りまでのお得なバス券付きチケットも販売されているからです。
スカジャン型のチケットが来場記念となりますよ。
また、併設レストラン「アクアマーレ」にて、展覧会限定コラボレーションメニュー「サバのグリルバーガー カレー風味のタルタルソース」「濃厚チーズケーキ」も提供していますので、ぜひお楽しみください。
スカジャンの魅力がいっぱい詰まった企画展をお楽しみください。