03.04
毎年3月4日は「国際HPV啓発デー」
こんばんは。西郷宗範です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。
子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。
特に、子宮頸がんは若い年齢の人もかかる病気で、日本では25歳から40歳の女性のがん死亡の第2位を占めます。
毎年3月4日は「国際HPV啓発デー」として、広くHPVの予防のために啓発を行っています。
子宮頸がんは、HPVワクチンの接種により、原因の90%を防げるとされています。
過去には、HPVワクチンの安全性に疑念が生じたことにより、ワクチン接種の積極的勧奨を控える等措置もとられた時期もありました。
令和3年11月12日に開催された国の審議会において、HPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたことを受け、令和3年11月26日厚生労働省より上記の勧告を廃止し、積極的勧奨を再開するように通知がありました。
これを受けて横須賀市では、令和4年4月以降、定期予防接種の対象の方に予診票等の個別通知を再開いたしました。
横須賀市では中学校1年生女子に対し定期接種のお知らせをお送りしています。
高校1年生相当の年度末までに接種してください。
なお、小学6年生女子も接種可能ですので、ご希望の方はお申し出ください。
また、積極的勧奨を差し控えている間に定期接種の対象だった下記の方に対して、公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えての接種(キャッチアップ接種)を実施いたします。
対象の世代の方には接種のお知らせ(予診票等)が令和4年9月末までに発送されていますのでご確認ください。
転入等でお知らせをお持ちでない方は、保健所企画課予防接種担当(Tel.046-822-4339)へご連絡ください。
予診票等を郵送してくれます。
公費で接種を受けられるのは2025年3月末までです。
キャッチアップ接種をご希望の方はお早めにお受けください。
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となりやすいヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防しますが、すべての発がん性HPVの感染を防ぐものではありません。
一番大事なことは、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。
キャッチアップ接種のことや検診の大切さをぜひ周りの人にもお知らせください。
詳細については横須賀市ホームページをご覧ください。