07.24
盲導犬の現状
こんばんは。西郷宗範です。
昨日は横須賀みかさライオンズクラブの7月度第2例会…
日本盲導犬協会の方に来てもらい、盲導犬の現状などについてレクチャーを受け、意見交換を行いました。
日本盲導犬協会は2027年に創立60周年を迎えます。
60年の間に4箇所の訓練センターにおいて多くの盲導犬を育成してきました。
年間育成目標は30頭から35頭くらいですが、それだけの盲導犬を誕生させるためには約100頭の犬を訓練し、適性などを見ながら盲導犬に育て上げます。
盲導犬の適性がなかった子は、ペットとして譲渡されるそうです。
10年前には1000頭以上いた盲導犬も昨年度末現在768頭まで減少しました。
しかし、盲導犬を必要としている人は多く、待機者も相当いるそうです。
特に新規に盲導犬ユーザーとなりたい人にはなかなか回らないのが現状です。
本来であればもっと育成頭数を増やしたいところですが、パピーの育成や訓練士の育成も間に合っておらず、この頭数が現状では限界のようです。
それでも日本盲導犬協会では毎年新たに全体の3分の1の頭数を育てています。
さて、最近は猛暑が続き、犬にとっても厳しい環境が続いています。
そのため、訓練も朝早いうちから行われるため、訓練士の出勤時間も朝5時から14時までと犬に併せた出勤時間となっているそうです。
訓練士が増えればもっと育成頭数も増えるようですが、今のこうした勤務状況だと、好きでなければなかなかできませんね。
我々にできることは、盲導犬学校キャラバンなどを通じて、子ども達に盲導犬のことを知ってもらうと同時に、訓練士という職業があるということも知ってもらうことが必要かと思います。
そもそも盲導犬の育成は皆様の募金で成り立っています。
訓練士を増やすためにも多くの募金が必要ですので、盲導犬の募金箱を見かけた際にはぜひご協力をお願いします。






