04.20
盲導犬の里
こんばんは。西郷宗範です。
きょうは公益財団法人日本盲導犬協会の日本盲導犬総合センター「盲導犬の里 富士ハーネス」を視察しました。
といっても、個人でということではなく、所属する横須賀みかさライオンズクラブのメンバーと一緒にですが…
ライオンズクラブでは様々なアクティビティ(奉仕活動)を行いますが、横須賀みかさライオンズクラブでは特に盲導犬育成募金に力を入れてきました。
昨日、ライオンズクラブ国際協会330B地区年次大会に出席のため山梨県にある日本航空学園山梨キャンパスまで行っていましたので、一泊し、きょう富士ハーネスを視察したというわけです。
一昨日の雨も上がり、昨日は天気の良い中、年次大会に参加することができましたが、きょうはあいにく曇天…
昨晩宿泊した下部温泉も富士ハーネスのある富士宮も気温は低く、冬に戻ってしまったかのよう…
移動の行程に通った山道ではまだ雪も残っていました。
さて、富士ハーネスでは盲導犬の訓練のほか、引退した盲導犬も生活しています。
【訓練中の盲導犬】
また、施設の中には生涯を終えようとしている盲導犬のため、関わったパピーウォーカーや盲導犬使用者との最後の時を過ごせるよう経過観察室、言わば看取りの部屋も備えていました。
そういえば、4月5日には7頭の子犬も生まれたということで、盲導犬にかかわる全てのことが行われています。
盲導犬の育成は、多くの方による募金により成り立っています。
現在、盲導犬は1,013頭、それに対して盲導犬を必要としている人は3千人余りということです。
皆さんも、盲導犬の募金箱を見かけたらぜひご協力をお願いします。
そういえば、この写真のインクちゃんは昨年横須賀みかさライオンズクラブが企画した盲導犬学校キャラバンで横須賀市立船越小学校に来てくれた子だそうです。
【インクちゃん】
遠くから横須賀の子どもたちに盲導犬の役割を教えに来てくれたのですね。
あと、盲導犬はハーネスをつけているときはお仕事中です。
決して声をかけたり、触れたり、じっと眼を見たり、食べ物をあげたり、自分のペットと挨拶させようと近づけたりしないようお願いします。
盲導犬が集中力を欠くと安全に歩けなくなります。
しかし、盲導犬に対しては駄目ですが、盲導犬ユーザーの目の不自由な方には、信号などで「青ですよ」とか「赤ですよ」とか声をかけて欲しいということでした。
皆さんもぜひ覚えておいてください。
話は変わりますが、昨晩泊った下部温泉のホテルからふと外を見ると、松の木の上にアオサギの巣がありました。
よく見ると雛もいます。
あれだけ大きい鳥の巣を間近に見るというのはなかなかありません。
非常に珍しいものを見ることができました。