08.20
富岡市との友好を進める議員の会
こんにちは。西郷宗範です。
昨日からは6月9日に横須賀市議会有志で発足した「富岡市との友好を進める議員の会」の視察研修で富岡市と高崎市倉渕町へ行ってきました。
この「富岡市との友好を進める議員の会(以下、議連)」は来年開所150周年を迎える横須賀製鉄所に関連して、横須賀の歴史を市民と共に広く学びあうと共に、市内外に発信する記念事業を進め、市の発展に繋げてきたいということから始まりました。
6月21日に世界遺産に登録された富岡製糸場の建設には横須賀製鉄所で制作されたレンガや建設技術などが使われています。
この議連の目的として1.富岡製糸場建設に係る横須賀製鉄所の役割を調査研究し、わが国近代化に果たした横須賀市の歴史を再確認する。 2.上記調査結果を横須賀市民に発信する。 3.富岡市議会との議員交流を通じ、富岡市-横須賀市の友好関係を促進する。という3つの柱があります。
ということで、昨日は富岡市を訪問し、富岡製糸場を視察研修し、その後、議員交流を行いました。
保存状態も良いこの富岡製糸場は広大な敷地の中に、製糸機会も含め多くの施設が残っています。
あいにく渋滞などの影響で充分に見ることはできませんでしたが、こうした歴史資産が残っていることにあこがれを感じてしまいます。
昨年の雪で一部倒壊してしまった建物などもありましたが、今後既存の建物も含め修復をしていくそうです。
ここで注目したいのはこの富岡製糸場の建物が写真や絵に見る横須賀製鉄所の建物に似ているということです。
ティボディエ邸は骨組みと一部のレンガは保管されていますが、実際の建物を見たことはありません。
富岡製糸場の設計が50日で作られたことを考えると、横須賀製鉄所の建物も同様のものだったことがうかがえます。
今後軍港資料館などを検討していく中でも、こうした建造物を参考に構想をする必要があるかもしれません。
百聞は一見にしかずとはまさにこのことですね。
さらにきょうは高崎市倉渕町の東善寺へ…
倉渕町は高崎市に編入されるまでは横須賀市の友好都市…
そして、横須賀製鉄所建設に尽力した小栗上野介の終焉の地です。
小栗上野介顕彰慰霊碑を視察後、東善寺へ…
東善寺には小栗上野介の墓があります。
今でも5月に行われる小栗まつりの時には市長や議長が墓前祭に参列し、献香します。
もちろん11月のヴェルニー・小栗祭には横須賀に来ていただきます。
東善寺では我々も献香し、そのあとご住職から講義を受けました。
東善寺の中はさながら私設博物館…
小栗上野介に関して、また、横須賀製鉄所に関して様々なお話を聞かせていただきました。
非常に勉強になった2日間でした。
まだ、始まったばかりの議連ではありますが、来年の150周年に向けてまだまだ勉強していかなければならないことが多そうです。