09.04
無線歴史展示室
こんばんは。西郷宗範です。
もう一つの横須賀の歴史を学ぶと称して新たな展示室ができるそうです。
できた展示室は現代の無線技術といいますか携帯電話の技術を有するYRP…
日本で最初に採用された無線機が三四式無線機…
当時、三四式が70海里(約130メートル)の通信範囲だったそうです。
それを最低80海里の距離が必要だと言うことで開発されたのが三六式無線機です。
そして、この三六式の採用を繰り返し上伸したのが秋山真之です。
もちろん秋山真之はご存知ですよね…
「坂の上の雲」の主人公でもあり、本木雅弘氏が熱演したあの秋山真之です。
三六式は明治36年に採用され、日露戦争で大活躍します。
記念艦「三笠」にお出での際は、甲板に上がりすぐの部屋でこの三六式を使った姿を見ることができます。
ちなみにこの三笠の三六式無線機に採用されているインダクションコイルは安中電機製作所(現在のアンリツ)の初の国産化のものだそうです。
マルコーニが無線を発明したのが1894年ですからわずか9年後には日本軍は二代目の無線を採用しているということです。
1894年とは日露海戦の二年前です。
ちなみに三四式が改良され通信実験が行われたのが横須賀と大洗の間だったそうです。
さらに実用無線実験は現在横須賀と三浦按針サミットで結ばれている平戸と対馬間だったそうです。
こうしてみると無線と横須賀って本当に縁がありますね。
さて、話は戻り無線歴史展示室…
(株)横須賀テレコムリサーチパークがYRPセンター1番館に9月8日(月)10時から開設するそうです。
説明ガイドが同行するので、子どもから大人まで多くの皆さまに楽しんでもらえる展示室だそうです。
無線がこんなに横須賀に縁があるとは思いませんでしたが、こうした歴史を学べる施設が横須賀にできることはありがたいことです。
ぜひ無線の源を探りにYRPへ行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに完全予約制ですので希望日の2週間前までにお申し込みをお願いします。
詳しくは横須賀テレコムリサーチパークホームページをご覧ください。