06.30
消えないまちだ君
こんばんは。西郷宗範です。
きょうは町田市の町田市災害・停電時LED街路灯「消えないまちだ君」の副市長へのプレゼンテーションに同席しました。
先日、町田市議会議員の市川勝斗議員から依頼され、副市長へのアポイントを入れさせていただいたことからの同席です。
この消えないまちだ君は、東日本大震災で停電のため街路灯が消えて夜間の帰宅困難者等の活動に支障をきたしたことから、電気の供給が止まっても点灯し続ける街路灯を開発しようと、町田市と市内の企業団体が共同で開発したものです。
2013年には特許も取得し、今年の5月には自治体総合フェア2015においてる一般社団法人 日本経営協会による「第7回協働まちづくり表彰」促進事業がグランプリも受賞しています。
商品としては、既存の街路灯に消えないまちだ君のユニットを取り付けることによって蓄電池による街路灯の点灯を行えるという商品で、コストを抑えられるというメリットがあります。
もちろん一番のメリットは災害時に、3晩街路灯が点灯することで安全・安心が確保されるという点です。
今回のプレゼンを受けて市の方でどのように判断するかはまた別の話ですが、今回のプレゼンで興味をひかれたのが官民の共同開発…
共同開発はよく聞くところですが、この共同事業の役割の明確化です。
この事業は町田市と民間2社と行っている事業ですが、役割分担が民間1社が製品の製造・機能改良、もう1社が製品の販売、そして町田市の役割が他自治体への製品PRなのです。
いわば営業活動というのは公務員の一番苦手分野といってもいいのではないかという分野…
これをいろいろなつてを頼りに行っているというのが画期的です。
今回は消えないまちだ君の他に冠水ガード君という商品も紹介していただきましたが、自治体が積極的に商品開発し、またそれを営業していくというのはこれまでにあまり見なかったことかもしれません。
横須賀市においても横須賀リサーチパークの事業者と共同で研究しているものなどがあります。
本当にいい商品だというものは本市においてもこうした取り組みをしてもいいのかもしれませんね。
いろいろな面で参考になったプレゼンテーションでした。