03.20
高等工科学校第59期生卒業式
こんにちは。西郷宗範です。
きょうは陸上自衛隊高等工科学校第59期生卒業式に参列しました。
卒業式はいつも一般来賓席なのですが、きょうはなぜか壇上…
ということで式の写真は撮れませんでした。
きょうの卒業式には防衛副大臣、防衛事務次官、陸上幕僚長もご臨席…
これだけの方がご臨席するのはこれまでになかったそうです。
そんな折に壇上とは少し緊張します。
初めて壇上でしたが、卒業する生徒の顔を見ながらの卒業式はまたいつもと違います。
きょうは305名の卒業生が巣立って行きました。
毎年、高等工科学校の卒業式はひときわ感動を呼ぶのですが、今年はまた一味違いました。
壇上から見ていたせいかもしれませんが、卒業生たちの顔つきも凛々しく見えます。
彼らから出ているオーラなのかもしれませんが、18歳のたくましさよりはるかに素晴らしい顔つきをしていました。
学校長挨拶では「らしくあれ」という言葉が贈られました。
きょうの卒業生たちにはこの言葉がとてもしっくりいっていたような気がします
彼らは歴代の卒業生の中でも一番過酷な富士野営演習を行いました。
10日間の野営演習が全て雨というのはいまだかつてなかったそうです。
それゆえ、彼らの結束力というのもまた他とは違うのかもしれません。
そんな彼らの結束力が垣間見れたのが卒業生代表答辞…
歴代の答辞でも最も素晴らしい答辞だったのではないかと思われるものでした。
彼らの思い出が語られた時、目に涙をためる卒業生たち…
答辞を読む本人の声もだんだんと震えていきます。
それを皮切りに会場内では涙をぬぐうご父兄たちや教官の皆さん…
壇上の来賓たちも目頭を押さえます。
それぞれの卒業式に感動がありますが、きょうの卒業式は印象に残る卒業式でした。
彼らのこれからの活躍に期待したいですね。