12.23
田浦月見台住宅の活用~民官連携で地域を元気に!~
こんばんは。西郷宗範です。
市営田浦月見台住宅は、令和2年度に入居者が全て退去し、市営住宅としても廃止しました。
通常ならば建物を解体し、土地を維持管理するだけでしたが、田浦月見台住宅活用の可能性を検討するため、空き家活用を手掛ける不動産事業者や遊休地の利活用を得意とする事業者の方々にサウンディングを実施し、複数の民間事業者から意見を伺いました。
その結果、活用の可能性があるとわかりましたので、谷戸地域再生、コミュニティ活性化を図るために、民官連携事業として活用することとし、事業者公募により、令和5年12月に、株式会社エンジョイワークスと事業を検討していくことを決定し、民官連携事業を推進するにあたり、協定を締結しました。
田浦月見台住宅は、市営住宅として住居専用に使用されてきましたが、今回の活用では、空き家をそのまますべて住宅として再生させるのではなく、多様なライフスタイルへの対応ができるよう、需要の高まりを見せている職住一体型の店舗兼用住宅へと改修します。
一部をコミュニティ醸成のための集会所や広場等の共用部として計画しつつ、その他、多くは、住宅部分を活かしながら、店舗兼用住宅に改修します。
株式会社エンジョイワークスと横須賀市が連携し、月見台住宅を活用することにより、エリア一帯の活性化につなげたていきます。
令和6年12月中旬からリノベーション工事に着工し、令和7年7月から活用を開始する予定です。
今回のリノベーション工事は、職住一体型の店舗兼用住宅「なりわい住宅」へ、都市計画法による用途を変更させることなく改修すること、および、これを面として整備し、ひとつの新しいまちをつくることで、地域に根ざした居住者を増やすことにつなげようとするものです。
新たな街の形が見えてくるかもしれませんね。