04.11

産後ケア事業をさらに強化~予約サービスでもっと利用しやすく~
こんばんは。西郷宗範です。
出産後の1年間は、子育てのスタートアップ時期として、家族が新しいライフステージに適応し、子どもの健康的な成長と母親の心身の回復をサポートするための非常に重要な期間です。
産後ケア事業は、この非常に重要な1年間に、医療機関や助産院において、または自宅に訪問して、助産師などが出産後の母子の心身のケアや育児相談などを行う市の事業で、健やかで幸せな子育て生活を送るために欠かせないものとなっています。
昨日、横須賀市は、株式会社グッドバトンと産後ケア事業において相互に連携及び協力を行うため、「産後ケア事業の推進に関する連携協定」を締結しました。
本協定は、産後ケア事業をDXでより利用しやすくすることで、子どもを安心して生み育てられる地域づくりを目指すことを目的として締結するものです。
協定に基づく主な取り組みとして産後ケア事業の利用者が行う市への利用申請や産後ケア施設等の利用予約の手続きが、スマートフォンなどでいつでも簡単にできるシステム「あずかるこちゃん産後ケア」の実証実験を行います。
これにより、利用者は、利用希望のたびに市役所に電話または来庁することが必要でしたが、利用希望のたびに必要だった申請が、最初の1回だけになります。
また、市役所に申し込みするまで、施設の空き状況は分かりませんでしたが、施設等の空き状況が、スマートフォンなどからいつでも確認でき、そのまま予約ができるようになります。
さらに、施設等との利用調整は、利用者からの相談に基づき、市が電話などにより行っていますが、利用調整を利用者と施設等が直接行えるようになるため、利用者の負担が大幅に軽減されます。
そして、利用のための手続きが、出産後の母親にとって負担となっていますが、産後ケアがこれまで以上に利用しやすくなります。
今後の産後ケア事業が、さらに充実し、利用しやすいものとなることは間違いないでしょう。
なお、本市では、産後もより安心して子どもを育てられるよう、令和7年4月1日に産後ケア事業の拡充を行いました。
ひとつは、子どもの対象期間の拡充として、対象の子どもを「5カ月未満」から「1歳未満」に拡充しました。
もうひとつは、利用料金の減額です。
例として、市民税課税世帯の場合の利用料金は、
ショートステイ(宿泊型)(1泊2日) 9,500 円 → 8,000 円
デイケア 4,500 円 → 3,500 円
訪問型 4,000 円 → 3,500 円
となります。
これまで、我々自民党としても産後ケア事業については様々な提案を部局にしてきました。
今回、それらの一部が実現したことは、我々としてもうれしい限りです。