04.12

横須賀美術館 年間の観覧者数が歴代最高の30万人を達成
こんばんは。西郷宗範です。
横須賀美術館の令和6年度(2024年度)の年間観覧者数は、過去最高の観覧者数を記録した開館初年度(平成19年度)の165,961人を大きく上回り、301,086人のお客様をお迎えすることができました。
令和5年度までの年間平均観覧者は約114,000人ですし、この30万人という観覧者数がどれだけすごいかわかると思います。
この記録更新には、これまで多彩な企画展に取り組んできた中でも、地域が一丸となって民官連携により開催した「鈴木敏夫とジブリ展」はもとより、国指定重要文化財である運慶の真作5体がそろってお出ましになった「運慶展」、関東では当館のみでの開催となった「サルバドール・ダリ」展など、市内外から多くの方が訪れたおかげです。
一方で、自民党の提案により、所管を教育委員会から文化スポーツ観光部に移管したことで、これまで以上に幅広い企画が組めるようになったことも、ひとつのきっかけになったかもしれません。
これからも、多くの方がアートに触れ、美術館に親しんでいただく機会を増やすため、魅力的な展覧会を開催するとともに、美術館だけではなく、市内の他地域にも波及するような取り組みも引き続き展開する必要があります。
我々としても、これまで以上に美術館の可能性を提案できればと思います。
なお、令和9年度(2027年度)の開館20周年を前に、横須賀美術館は、令和7年11月4日から令和8年8月まで、施設の改修工事のため長期休館します。
この間、展覧会を休止し、令和8年(2026年)9月よりリニューアルオープンを予定しています。
≪年間観覧者数が多かった年(令和6年度を除く)≫
・平成19年度(2007年度) 165,961人
開館初年度
・令和5年度(2023年度) 162,022人
年間観覧者数が当時歴代2位を更新(「鈴木敏夫とジブリ展」や「日本の巨大ロボット群像展」を開催)
・令和元年度(2019年度) 151,431人
「せなけいこ展」が、当時過去最高の観覧者数を更新
・令和4年度(2022年度) 142,690人
美術館が市長部局に移管、年間観覧者数が当時歴代3位を更新(「運慶展」や「スカジャン展」を開催)