09.16
舞鶴引揚記念館 全国巡回展
こんにちは。西郷宗範です。
日本遺産申請を一緒に行った旧軍港四市の一つ舞鶴市…
ここには昨年10月にユネスコ世界記憶遺産登録された「舞鶴引揚記念館」があります。
昭和20年8月15日に太平洋戦争は終結し、ポツダム宣言により海外にいた軍人、軍属及び一般邦人は日本に返還されました。
横須賀では浦賀が引揚指定港として56万余人を受け入れているそうです。
舞鶴はさらに多く、65万余人を受け入れているそうです。
舞鶴の引揚が特に有名なのは「岸壁の母」としてマスコミに取り上げられ、その後、その一人である端野いせをモデルに流行歌として菊池章子さんによってうたわれたことに拠るかもしれません。
その後、ドラマや映画にもなっています。
さて、引き揚げの史実と平和の願いを全国へ発信するため、ユネスコ世界記憶遺産登録1周年記念 「舞鶴引揚記念館 全国巡回展~引き揚げの記憶と平和への願いを世界へ!未来へ!~」が開催されます。
その1回目として9月17日(土)から25日(日) までイオン横須賀店ショッパーズプラザ横須賀3階で開催されます。
展示内容は、
「引揚事業」、「シベリア抑留」に関する展示
ユネスコ世界記憶遺産登録資料(レプリカ)
「白樺日誌」
抑留体験画
俘虜用郵便葉書
シベリア抑留者の帰還を待つ家族に関する資料
シベリア抑留中に使用していた生活用品(原物資料)
外套、帽子、手袋、ブーツ、水筒、飯盒、はし、スプーン
引き揚げのまち「舞鶴」の紹介(写真、パネル)
引揚事業、シベリア抑留について(パネル)
「引揚事業」に関する開催地(横須賀市)の関連資料展示
浦賀地区に残る引き揚げに関する資料展示(パネル、自主制作DVD放映)
※浦賀引揚援護局
開局日:昭和20年11月24日
閉局日:昭和22年 5月 1日
音楽劇「君よ生きて」紹介コーナー
戦争を知らない世代に対して、演劇を通じ二度と起こしてはならない戦争の悲劇、戦争によって起きたシベリア抑留と引き揚げの歴史、そして命と平和の尊さを伝えるために創作された音楽劇「君よ生きて」についてパネル等で紹介。
日本遺産について
平成28年4月25日に日本遺産に認定された旧軍港4市のストーリー「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴-日本近代化の躍動を体感できるまち-」について、パネルで紹介。
ぜひご覧ください。