2016
09.30
09.30
地域包括ケア病棟視察
こんばんは。西郷宗範です。
きょうは明日から横須賀市立市民病院に開設される地域包括ケア病棟の視察に行ってまいりました。
急性期医療を維持しつつ、急性期病床からの患者さんの受け入れ、在宅等にいる患者さんの緊急入院、在宅への復帰支援の3つの機能を担う地域包括ケア病棟…
現在、地域医療圏には衣笠病院、三浦市立病院とあり、3つ目となります。
今回開設された病棟には34床が運用されます。
通常、急性期病床での治療が終了し、病状が安定すると退院です。
しかし、すぐに在宅復帰や施設に移ることに不安のある患者さんについては、しばらくの間、入院療養を継続し、在宅等への復帰の準備を整え、住み慣れた地域に安心して戻っていただく…
このお手伝いをすることを目的としたのが地域包括ケア病棟です。
在宅復帰をスムーズに行うため、「在宅復帰支援計画」に基づいて、主治医をはじめ看護師、専従のリハビリスタッフ、在宅復帰支援者等が協力して、効率的に患者さんの在宅復帰に向けた準備と相談・支援を行っていくそうです。
地域包括ケア病棟では最大60日以内に退院を目指しますが、平均的には30日程度で退院できるようこうした支援が行われるそうです。
病室は大きな改修は行われていませんが、これまで6人部屋として使われていた病室が4人部屋となることで、一人ひとりのスペースが広く取られています。
在宅復帰を目指す病棟ですから、実際の生活に合わせたリハビリが行われるので、こうしたスペースも大事なようですね。
地域包括ケア病棟の今後の展開が期待できるところです。
西郷宗範
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