07.08
海底に突き刺さった潜水艦
こんにちは。西郷宗範です。
きょうは世界三大記念艦「三笠」講堂で開催された「五島列島沖愛に海没処分された潜水艦24艦の調査講演会に参加してきました。
2017年5月に、長崎の五島列島沖の海底を調査していた東京大学の浦環名誉教授が、海底に突き刺さる形で沈んでいる潜水艦を発見…
調査の結果、横須賀でつくられた「伊58」である可能性が高いとのこと…
海洋浪漫の始まりです。
ことの始まりは2015年5月にハワイ沖に海没処理された伊400をNHKが、続いて同年8月に五島沖に海没処理された伊402を日本テレビがビデオ映像として映し出したことでした。
日本テレビが五島沖の海没潜水艦24隻の位置を把握していたことから調査が始まります。
しかし、費用がかかることから当面の目標を伊58と呂50の特定に絞り、プロジェクトがスタートします。
今回の講演会ではサイドスキャンソナーを使ったソナーイメージなどを基に、それぞれの艦の大きさなどを調査した報告です。
その調査の中でわかったことの一つに、24艦のうち2艦が海底に突き刺さるように存在することがわかりました。
そのうちの1艦が伊58である可能性が高いのです。
実は潜水艦は艦船と違い、艦船番号が表には表示されていないのだそうです。
だから特定はかなりの至難の業…
次は、ROVを使った写真撮影を試みるそうです。
いずれはこの映像を基にVRで見学できるようにすることも考えているそうです。
夢のある話ですね。
ちなみに浦環名誉教授は伊58を引き上げて三笠の横に並べたいと言っていましたが、引き上げには100億円かかるとか…
これまた夢のような話です。
横須賀ではこうした講演会が気軽に聞けるというのは本当にいことです。
事前告知ができなかったのは、昨晩この講演会があることを知ったから…
でも急遽行くことにしてよかった。
きょうは勉強になりました。