10.07
市長メッセージ(2020年10月6日)
こんにちは。西郷宗範です。
昨日も一昨日に続き、上地市長がメッセージを発表しました。
新型コロナウイルス感染症対策に関する新たな取り組みや先日お知らせしたインフルエンザワクチン接種事業の拡充、そして、市内経済の停滞についてです。
特に市内経済の停滞については、対策を打ち出さなければ厳しい状況に来ています。
飲食店などは、感染症対策を施していることから、定員数も減少しているうえ、特に夜などは客足が止まっていることから、多くのお店が切羽詰まった状況です。
上地市長が言うように、感染症対策をしたうえで、市内における買い物、飲食、サービスを受けてもらいたいと思います。
以下、市長メッセージです。
市長メッセージ(2020年10月6日)
秋風が涼しく感じる季節となりました。夏祭りも盆踊りもない、こんなに静かな横須賀の夏を過ごしたことは、記憶にありません。非常に寂しい思いがあります。しかしこれは、皆さんの感染予防のご理解とご協力があったからこそであり、心から御礼を申し上げる次第です。
さて、本日は、新たに実施することとなった新型コロナウイルス対策についてご報告いたします。
まず、1点目です。
市内でも、感染者が集団で発生するいわゆるクラスターが、うわまち病院などで発生しております。クラスターは医療・福祉施設や教育・保育施設など、生活に密接した施設で発生しやすく、また、一度発生すると、その施設機能も失いかねないことから、なんとしても防がなくてはなりません。そこで、クラスターの兆候をいち早く察知し、拡大を最小限にするため、これら「クラスターが生じやすい場所」でのPCR検査について、濃厚接触者などに限らず、施設利用者全員など、広く公費負担でPCR検査を実施するようにいたしました。早速、本日、2か所で実施しており、クラスター発生を未然に防ぐため、迅速な対応をしています。
続いて2点目です。
県の協力もあり、高齢者を対象に、インフルエンザ予防接種を無料で受けられるようにいたしました。例年であれば、秋から冬にかけ、インフルエンザの流行期に入ります。ワクチンの接種率を高めることで、高齢者の感染リスクおよび罹患時の重篤化リスクが軽減されるだけでなく、現在の医療体制を守ることができます。なお、インフルエンザの予防接種は効果が出るまでに2週間ほどかかります。なるべくお早目の接種をお願いいたします。
更には、現在、横須賀共済病院と連携し、新たなPCRセンターの設置を目指しています。また、市中の医療機関でも、新型コロナウイルス感染症の検査が受けられるよう取り組みを進め、市内の検査体制がさらに充実するように図っているところです。こちらにつきましては、詳細が決定し次第、追ってご報告させていただきたいと存じます。
そしてもう一つ、懸念していることは、市内経済の停滞です。
市内の多くの業種において、非常に厳しい状況であると伺っており、コロナ対策と同時に、市内経済の立て直しも急務であると実感しております。
おかげさまで、「よこすか『地元のお店』応援券」は、販売予定数をわずかに上回る申し込みをいただき、申込者全員の方にご購入いただけることとなりました。
是非、皆さんには、万全の感染予防策をされたうえで、市内の買い物や、飲食、サービスを受けるなどしていただき、市内経済の循環にご協力を頂けたらと存じます。
報道では、これまでの行政の対応について、コロナと経済対策について、アクセルだのブレーキだのと、両極論的な議論も見受けられました。私は、この難局こそ、その両方を同時に使いこなすことが大切だと思っています。レーサーはヒール&トゥーを駆使し、その時に出せる最大限のスピードでコーナーを駆け抜けます。まさに、現在の状況そのものではないでしょうか。今後も、まだまだ先が見通せない状況が続くものと思われます。このような時期だからこそ、市民の皆さんに安心して生活していただくため、その時その時の状況に応じた対策を、全力で取り組んでいきます。
最後に、いつものお願いです。マスクの着用や手洗いなど、新しい生活様式に基づいた必要な感染予防対策の徹底をお願いいたします。とりわけ年配者や既往者の方へは、更なる注意をお願いいたします。そして、やむなく感染された方を、決して責めないでください。誹謗中傷は絶対におやめください。何卒、よろしくお願いいたします。
コロナ基金への寄付やマスク等の寄贈など、多くの皆さんからたくさんの温かいお気持ちを頂戴いたしました。本当にありがとうございます。
今後も皆さんと一丸となり、この難局を乗り越えていきたいと思います。
横須賀市長 上地克明