2021
01.30

横須賀市ゼロカーボンシティ

お知らせ, 市政情報, 横須賀のくらし


こんにちは。西郷宗範です。

昨晩はきれいな満月でした。

空気が澄んでいたせいか、月も鮮明に光り輝いていました。

ちなみに、上地市長は誕生日…

そんなおめでたい日に、横須賀市は「横須賀市ゼロカーボンシティ」を宣言しました。

世界主要国では「2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする」ことを目指しており、日本においても昨年10月に「2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロ」にすることを表明しています。

そこで、横須賀市としても脱炭素社会への移行に向けた取組を進めていく姿勢を表明するため、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「横須賀市ゼロカーボンシティ」を宣言しました。

今後は、脱炭素関連条例を制定するとともに、市民・市民団体・事業者等と連携・協力しながら、市域全体で地球温暖化対策の取組を進めていきます。




市長メッセージ(横須賀市ゼロカーボンシティ宣言)(2021年1月29日)








このコロナ禍においても、未来を見据えた責任を果たすため、本日、横須賀市は、脱炭素社会への移行に向けて、2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す「横須賀市ゼロカーボンシティ」を宣言しました。




皆さんもご存じのことと思いますが、今、世界中で、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの増加により、地球温暖化がこれまでにないスピードで進行しています。実際に国内においても地球温暖化に伴う気候変動により、台風の大型化やゲリラ豪雨、そして猛暑による熱中症の増加など、私たちの生活にも大きな影響を与えています。




こうした状況の中、パリ協定に基づく世界共通の目標として「産業革命前と比較して平均気温の上昇を2度未満とする」ことの達成に向け、世界主要国では、「2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにする」ことを目指しています。国内では令和2年10月に、菅総理大臣が「2050年に温室効果ガス排出量を実質ゼロ」にすることを表明しているところです。




現在、横須賀市においても、新たな地球温暖化対策実行計画を策定中であり、温暖化対策や気候変動への取り組みに加え、二酸化炭素排出量の削減目標などについて検討を進めているところですが、その根底には、脱炭素社会へ向けた明確な道筋を示すことが非常に重要だと考えています。




今後、久里浜で石炭火力発電所の稼働が予定されているところですが、昨年10月に事業者から二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すロードマップが示され、また先日の事業者との会談の中では、地元企業の一員として横須賀市の温暖化対策にご協力をいただけるとのお話がありました。




このような状況を踏まえ横須賀市では、2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指すという決意を市民の皆さんにお伝えをし、是非とも一緒に行動していきたいという気持ちから、「横須賀市ゼロカーボンシティ」を宣言しました。
今後は、速やかに脱炭素関連の条例等の制定を進めるとともに、具体的な活動として、海藻類などの吸収量に着目したブルーカーボン事業の検討などを実施していく予定です。




昨年横須賀市では、豪雨による土砂災害が38件も発生し、これは県内の自治体の中では最も多い件数でした。温暖化による災害は、決して他人事ではなく、本当に身近な存在として既に顕在化しています。そして何より、このかけがえのない美しい地球を、美しいまま次世代に引き継ぐ責任が私たちにはあります。




私たちが出来ること一つ一つ積み重ねて、この責任を果たしていくことができます。皆さんのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。




横須賀市長 上地克明




西郷宗範
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