08.25
妊娠中の方及びそのパートナーの方の新型コロナウイルスワクチンの優先接種
こんばんは。西郷宗範です。
ワクチンの供給が減少していることから、現在の所34歳以上の人までしかワクチン接種の予約ができない状況です。
しかし、先日、千葉で起こったコロナに感染した妊婦さんが、自宅療養中に早産し、新生児が死亡するという大変痛ましい事件が発生したことなどもあり、関係学会から改めて妊婦等への新型コロナウイルスのワクチン接種が推奨されています。
妊娠中の方の感染経路の多くはそのパートナーから感染しているという報告もあることから、本市においても、妊娠中の方及びそのパートナーの方を優先接種の対象として予約の受付を開始します。
対象となるのは33歳以下で妊娠中の方及びそのパートナーとなり、かかりつけの医師にご相談の上、接種の予約をお願いします。
優先接種の受付開始は明日8月26日からとなります。
34歳以上の方はすでに受付を開始しておりますので、妊娠の有無にかかわらずご予約が可能です。
今回の優先接種の対象とはならない33歳以下の方の予約開始日は、今後のワクチン在庫、入荷量を勘案し、順次開始することになりますので、もうしばらくお待ちください。
なお、この件につきまして、上地市長からメッセージも発表されておりますので併せてご覧ください。
新型コロナウイルスに関する市長メッセージ(2021年8月25日)
本日は、妊婦さんとそのパートナーへの新型コロナウイルスワクチンの優先接種についてお伝えをいたします。
第4波の感染拡大まででは高齢者の重症化が問題であり、これまで感染する妊婦さんはほとんどおりませんでしたが、現在の第5波では、若者を中心に感染が広がっており、妊婦さんの感染が増加しております。
先日、千葉県内では、感染した妊婦さんが、自宅療養中に早産し、新生児が死亡するという大変痛ましい事件が発生しました。
現在まで飲み薬など、自宅で安心して療養できる薬が開発されていない以上、一刻の猶予もないと判断をし、33歳以下の妊婦さんへのワクチンの優先接種の予約受付を、明日より開始いたします。
ワクチン接種に先立ち、接種を希望される妊婦さんは、かかりつけの産婦人科医療機関に、接種ができるかどうか確認をお願いをいたします。
ワクチンの安全性を心配する声もありますが、日本産婦人科学会によりますと、ワクチンは妊娠初期を含め妊婦と赤ちゃんの両方を守ると言われております。
また、妊娠中、特に妊娠後期に新型コロナウイルスに感染すると、重症化しやすいとも言われております。
ワクチンの副反応に関しては、妊婦さんと一般の人には差はありません。そして、妊婦と赤ちゃんに、流産などの重篤な合併症が出たとする報告もありません。
副反応の有無にかかわらず、妊娠、出産の異常の頻度は、ワクチンを打たなかった妊婦と同じであるとの報告もされています。
是非、ご自身と赤ちゃんのためにも、かかりつけ医とも相談をし、ワクチン接種の検討をお願いしたいと思います。
また、妊婦さんの感染の約8割はパートナーからによるため、パートナーの皆さんも、一緒に優先接種ができるようにしましたので、是非、あわせてご検討をお願いいたします。
最後に、何度もお願いしていることですが、ワクチン接種は重症化の予防には絶大な効果はありますが、感染そのものを完全に防ぐことはできません。
ワクチン接種を終了しても、マスクの着用など基本的な感染対策に加えて、宴会やパーティなどの会食イベントは控えるなどの対策を引き続きお願いいたします。
市民の皆さんには、何卒ご理解をお願いをし、妊婦さんやお腹にいる赤ちゃんの命を守っていただきたいと思います。
横須賀市長 上地克明