04.09
谷戸地域住環境対策事業
こんばんは。西郷宗範です。
先日、平成26年度新規事業について説明をしてからだいぶ経ってしまいましたが、続いての新規事業をご説明します。
きょうお伝えするのは都市部の「谷戸地域住環境対策事業費」です。
谷戸対策のモデル地域(汐入町5丁目2区)を抱える汐入で育った私としては、勉強しなければいけない課題です。
他地域と比べると空き家が多い原因としては、やはり階段が多いというのはあります。
家を建て替えるにしても、重機が入れないので解体費用も高くつきますし、資材も手作業で運ばなければいけないことから建設費もかさみます。
まして、高齢になれば階段の上り下り自体がきつい…
しかしそれを除けば汐入などは非常に便利なのですが…
駅までも近いし(駅まで15分以上かかる場所はほとんどないのでは…)、繁華街もそう遠くはない、それでいて静か…
高齢になって汐入を離れてしまう人も多いですが、やはり階段を使うことで足腰が丈夫ですから健康な人が多い…
と、少し話がそれてしまいましたが、この事業は都市計画マスタープランで示されている集約型都市構造への転換の具体策として、ゆとりある住環境にするため、低密度化を目指すというもの…
事業の内容は、
谷戸地域の住環境の改善に向け、モデル地区内で、各種施策を検討・実施し、有効性の実証実験を行うものです。
◇低密度化の視点
主に高齢者や障害者が坂や階段によって生活に支障をきたしている地域をターゲットに平地への転居を促進する。
◇生活防衛の視点
現在住んでいる人に発生している不弁等を解消する
◇活性化の視点
空き家を活用して、谷戸地域を活性化していく。
ということで汐入町5丁目2区をモデル地区として先行実施し、効果を測定したのちほかの谷戸へと事業展開するとのこと…
そして、具体策は、
・高齢者の平地転居助成 1件
・谷戸の空き家解体助成 2件
・谷戸の空き地測量助成 2件
・谷戸の菜園助成 1件
・谷戸の緑の復元助成 1件
・谷戸空き家バンクリフォーム助成 4件
・谷戸の憩いの場整備助成 1件
・神奈川県立保健福祉大学生居住支援事業
リフォーム助成 1件
家賃補助 1件増
となっています。
これに事業効果は、「谷戸地域の良好な住環境の整備が進む」???
ん~、谷戸に育った身としてはあまり効果が出るとは思えないような気もしますが…
しかし、これまでも1年では効果が出なくても2年目、3年目で効果が出たというケースもありましたのでしばらく様子を見ることといたしましょう。