08.06
取材を受けてしまった
こんばんは。西郷宗範です。
きょうは視察二日目…
石川県鳳至郡穴水町にあるまいもん体験農園において金沢大学の「能登里山里海マイスター」育成プログラムの視察を行いました。
この特別講座を行っているのが微生物一の字農法の西出隆一氏…
土を改良することでいくらでもおいしく、たくさんの農作物を作るということができるという提唱者です。
まずはこのプログラムの舞台となるまいもん体験農園のハウスで実際の農作物を見せてもらいました。
これがまたすごい…
トマトは皮は柔らかく果肉もたっぷり、フルーツをほうふつされる甘さ…
きゅうりは一度折ったキュウリがくっつくほどのジューシーなきゅうり、それも青臭くない…
なかなかこのような野菜は食べたことがないというものばかり…
土の作り方の一つに落ちた野菜や落とした葉などはそのまま周囲に捨て去る…
それがいずれたい肥として植物の成長を助けるほか、病気を持っていたものもその病気への耐性に役立つのだそうです。
その後は事前に送付しておいた質問に基づき意見交換を行いました。
それは我々が考える以上の物ばかり…
詳細は報告書として、特に目からうろこの部分を…
農業後継者の各おhに関する質問について、西出先生曰く、「親がしっかりと農業で儲ければ子供も後を継ぐ」とのこと…
確かに何の仕事もそうですが、親の背中がしっかりと見えれば子供も後を継ぐものです。
非常に言葉は厳しいですが、確かにその通り…
また、農薬散布することに抵抗感がないのではという質問では「風邪をひく前に風邪薬を飲む人はいない」つまりは農薬の予防散布は必要ない…
確かに販売を目的とした場合、予防しなければいけないのは確かですが、過剰に農薬散布することは、健康なのに風邪薬を飲んでいるのと同じ状況です。
だから土なのです。
健康な野菜を育てる土を作ることで、農薬も必要なくなる…
横須賀野菜にもいいヒントになるのではないかなと感じるところです。
西出先生は農業雑誌に掲載されていた横須賀の若手農業者のこともご存知でした。
様々なことを研究されているからこそ言えることなのかもしれません。
さて、今日のタイトル…
実はきょうの視察にはなぜか取材が…
視察を依頼した時から議員がこのような農業の視察に来ることは珍しいことから、視察を選択した経緯なども聞かれましたが、取材まであるとは…
北國新聞と地元ケーブルテレビの能登ケーブルネット…
地元ケーブルテレビは西出先生の追跡取材をしているとのことで11月くらいにまとめて放送されるようですが、北國新聞は…
伊藤順一団長と青木哲正副団長が取材に応じました。
それにしても有意義な視察でした。
さて、能登里山里海マイスター育成プログラムの受講生募集説明会は東京でも行われます。
あいにく1回目は明日8月7日(木)ですが、次回が9月4日(木)19時からJICA地球ひろばで開催です。
詳しくはホームページをご覧ください。
興味のある方は説明会だけでも聞いてみては…
きょうの視察を基に横須賀の農業に新たな考え方が用いられるといいなあと思います。