10.07
第78回全国都市問題会議
こんにちは。西郷宗範です。
昨日、きょうと岡山国際ホテルで開催された第78回全国都市問題会議に参加しました。
今回のテーマは『人が集いめぐるまちづくり』~国内外に開かれた都市の活力創出戦略~です。
人口減少は全国的な問題…
ここ数年の都市問題会議のテーマは、これに準じたテーマが続きます。
地域の活性化を他都市や専門家はどのようにとらえているのか…
非常に興味があるところです。
まず、基調講演はドイツ文学者エッセイスト 池内 紀氏による『まちの見方、見つけ方』…
ドイツ文学者だけあってドイツの歴史に造詣が深く、日本同様敗戦国であるドイツがどのように発展を遂げてきたかを講演されました。
この講演で印象に残ったのが「記憶するためのまち」…
ドイツは敗戦復興時に元の街並みと同じように再建したそうです。
また、建てなおす際も外観は変えずに元通り復元し、かつてあった歴史のままの姿を残します。
記憶がなくなれば歴史がなくなるという考えに基づいているそうです。
ドイツではバカンスも1か月とります。
記憶の外に出てのんびりする。
そして、再び記憶のまちへ戻ってくる。
これがドイツ流だそうです。
横須賀はかつての街並みがなくなり、大きな変貌をとげました。
たしかに軍港だった記憶、EMクラブなどの記憶…
横須賀らしさがなくなってきているような気もします。
街並みが歴史を語り継ぐ…
確かにその通りかもしれません。
続いて主報告…
岡山県岡山市長 大森雅夫氏による『人口減少社会における都市の活力創出』
…
岡山市のPRを主体に岡山の施策を報告…
続いて3名の一般報告へと移ります。
法政大学デザイン工学部教授 陣内秀信氏は『人を惹き付ける都市空間とその文化力』として、イタリアの建物を例にした、人が集まる街並みの工夫…
奈良県橿原市長 森下豊氏は『交流とにぎわいのまちづくり』として、日本国始まりのまちとしての施策など…
筑波大学院システム情報工学研究科教授/サイバニクス研究センター長 ほか
山海嘉之氏は『革新的祭場ニックシステムによる社会変革・未来開拓への取り組み』として、医療用HALの開発についてを報告しました。
日にちが変わってきょうはパネルディスカッション…
様々な人を集める街づくりの工夫や施策が発表されました。
パネルディスカッションの結論的には子どもと未来がキーワードとして落ち着き、将来に向けてどのような施策を考えていくか…
今後の横須賀にも役立ちそうな内容が多くありました。
すぐにできるものから時間をかければ可能なもの…
様々なアイデアがわく都市問題会議でした。
詳細については報告書で…