10.22
視察報告(町田・高松・浜松)
こんにちは。西郷宗範です。
先日は生活環境常任委員会の視察で町田・高松・浜松へ…
横須賀市議会では選挙中でも公務優先のため予定を変更することはありません。
さて、町田では以前本市にも来て副市長等に説明をいただいた「消えないまちだ君」整備促進事業を視察…
説明をもらってから2年ほど経ちますが、何も進展がないのが残念ですが…
消えないまちだ君は東日本大震災の際に停電のため街路灯が全て消え、夜間の帰宅困難者等の活動に支障をきたしたことから、無停電の街路灯を開発するという発想から始められました。
開発は町田市と市内の企業集団「多摩高度化事業協同組合」で行っています。
また、この事業で開発した製品に関しては特許も取得しています。
現在、他市にも販売し主要な個所へ設置されています。
本市の場合主要な幹線道路は国道、県道のため設置個所が難しいですが、今回の視察ではヒントを…
広域避難場所等、避難してきた人が不安を感じないよう明るさを確保するということも一つの方法です。
さらに、町田市ではこの開発をきっかけに、冠水警報表示システム「冠水ガード君」や町田市災害時・観光通信Wi-Fi「Wi-Fi街だ君」なども開発しています。
Wi-Fi街だ君は多用性が効きそうで本市でも有用かもしれません。
まだ開発されたばかりということで今後の様子を期待したいところです。
以前も書きましたが、これらの事業の素晴らしいところは職員、議員一緒になって販売を行ってきたという点…
市の進む新たな形として参考になります。
続いて高松市…
こちらではコミュニティを軸とした協働のまちづくり…
人口減少時代において高松市の自治会加入率も右肩下がり…
30年で3割も加入率が下がっています。
そこで地域コミュニティ協議会の必要性が重要視されています。
本市で言うところの地域運営協議会的なものですね。
地域コミュニティ協議会には地域まちづくり交付金事業とゆめづくり推進事業があります。
地域まちづくり交付金はこれまであった15の補助金を一元化して支払われています。
内容的には本市では連合町内会等への補助金に合致するようです。
またゆめづくり推進事業の内容が地域運営協議会のものと合致します。
地域コミュニティ協議会は小学校区が基本となっていることも違いがあります。
本市と基本的な点が異なることからどちらが有用かは検証してみないとわかりませんが、再度資料を読み込んでみたいと思います。
そして最後は浜松市…
水道施設のダウンサイジング及びコンセッション方式による下水道事業です。
浜松市では平成21年度から管路耐震化事業計画を策定し、平成23年度から耐震化事業に着手しています。
継手補強工法を導入し、300億円の縮減が可能となったようです。
人口が減少し上下水道の利用量も減る中で、ダウンサイジングも場合によっては必要かもしれません。
続いて下水道事業をコンセッション方式によりコストを削減しました。
平成23年PFI法が改正されコンセッションが可能となりました。
しかし、進めていくうえでまだ障害がありPFI法施行令の改正も行われたそうです。
コンセッション方式が本市に導入できるのかはまだ不明ですが、今回の視察を通じて新たな検討課題が出てきたように思います。
視察の詳細は報告書で…