2018
03.10
03.10
淡島神に祝詞を捧げる
こんばんは。西郷宗範です。
きょうは走水神社にある針の碑の前で行われる第36回針供養に参列しました。
日ごろから我々の生活を支える針に感謝をし、折れた針や錆びた針などを豆腐などに刺し供養する針供養…
日本の伝統文化とは素晴らしいですね。
きょうは式典の中でいくつかの発見がありました。
まず、祝詞の冒頭に「淡島大神」をお呼びするのです。
淡島神は婦人病治癒を始めとして安産・子授け、裁縫の上達、人形供養など、女性に関するあらゆることに霊験のある神様です。
江戸時代に淡島願人が淡島明神の神徳を説いて廻った事から信仰されました。
針供養はこの淡島信仰から始まっています。
祝詞を聞きながらどの神様に祝詞を捧げているのかを知ることも大事ですね。
祝詞を奏上する際に立ち会った時は、ぜひどの神様に捧げているのか、耳を傾けてみてください。
他には、招待者のお話を聞いていると、横須賀ではこの走水神社の針供養しか行われていないということ。
また、3月に行われているのは、もともと旧暦の2月8日(事始め)に行われていたことからのようです。
年によって異なるので3月の第2土曜日に平成22年度から変更したそうです。
ちなみに今年の2月8日は3月24日なので、きょうは寒いはずです。
一つの式典を通して様々なことを学ぶことも、日本文化や伝統を学ぶ上でも大切です。
来年は皆さんも参加してみてください。
西郷宗範
最後までお読みいただきありがとうございます。 ぜひ下の横須賀情報のボタンをクリックしてください。