07.26
世界溺水防止デーに考える神奈川の海の安全
こんばんは。西郷宗範です。
昨日はきらら鎌倉ホールで開催されたシンポジウム「世界溺水防止デーに考える神奈川の海の安全」に参加しました。
明治時代にわが国最初の海水浴場が、ここ神奈川県の海に誕生しました。
日本のライフガードが、1961年に藤沢市で誕生したこともあり、神奈川県のライフガードは多く、活動も盛んです。
今回、オーストラリアのゴールドコーストのライフガードが来県し、日豪間の政策比較といった視点も取り入れながら中長期的な海の安全確保の在り方を考えるシンポジウムを開催することとなりました。
神奈川県海水浴場組合連合会の顧問でもある我々議員にも案内があり、参加してきました。
1部には基調講演として黒岩県知事が登壇しました。
当初、神奈川県の海の安全対策などを紹介する予定だったようですが、会場に来てから、以前黒岩知事が書いた著書にサインを求められたことで内容を変えたそうです。
お世話になった上司が水難事故で無くなられたことから、救急車について学び、今でいう救急救命士の必要性について取材を重ねてきた内容でした。
普段の知事の話とは違い、溺水を減らすためには何が必要かということを経験をもとに語られ、素晴らしい基調講演でした。
また、2部では来日したゴールドコーストライフガードや日本ライフセービング協会、日本水難救助会、海上保安庁などの活動紹介が行われました。
そして、3部では、「令和時代の「海の安全」を考える~自助・共助・公助のベストミックスに向けて~」と題したパネルディスカッションも行われました。
あいにく私は、次の予定が入っていたため、2部で会場を後にしなければなりませんでしたが、7月25日の世界溺水防止デーのシンポジウムとして素晴らしい会となりました。
海水浴場が開設されないいなど、現在神奈川県の一部では海の安全の危機が訪れています。
海水浴場ではなくても泳ぎに来てしまう人たちはいます。
しかし、安全対策は海水浴場でなければ、十分な対策が取られていません。
毎年多くの人が溺水でなくなっている現状を踏まえると、海の安全をしっかりと考えていかなければなりません。
今回のシンポジウムを機会に、改めて海の安全について考えることが必要だと思いました。