10.27
運慶展 運慶と三浦一族の信仰
こんばんは。西郷宗範です。
一昨年、開館5周年で公開された運慶展が横須賀美術館で再度行われることとなりました。
今回は「運慶展 運慶と三浦一族の信仰」です。
会期は昨日10月26日(土)から12月22日(日)までです。
12~13世紀の三浦半島で大きな力をもった武士・三浦一族。
鎌倉幕府成立前後の彼らの地位を象徴するように、横須賀・三浦半島には一族ゆかりの寺が多くつくられ、当時一流の仏師の手による仏像が安置されました。
うち6躯が国指定重要文化財です。
三浦一族の一人、和田義盛(1147~1213)の依頼で仏師・ 運慶(?~1223)が制作した阿弥陀三尊像、不動明王像・毘沙門天像(すべて横須賀市芦名、浄楽寺蔵)は、まさにその典型です。
本展では、この運慶作の五つの仏像を中心に、義盛の所持と伝わる薬師如来像(三浦市初声和田、天養院蔵)、三浦半島の宗教的先進性を伝える南宋からの舶来仏で、滝見観音の名で親しまれてきた観音菩薩坐像(横須賀市大矢部、清雲寺蔵)を含め、東国武士の祈りを受けとめた全9躯の貴重な仏像をご紹介します。
なお、本展は「運慶と鎌倉」をテーマに、神奈川県立金沢文庫、鎌倉国宝館とともに開催する連携展示のひとつです。
鎌倉幕府と三浦一族、そして運慶が結びつくことによって生まれた、この地域における中世仏教文化の至宝を、館ごとに異なるテーマによって、ご覧いただきます。
また、「運慶展」と「響きあう20世紀美術 彫刻の森美術館×横須賀美術館」(11/16~12/22)のお得なセット券も販売中です。
さらに、運慶・三浦一族ゆかりの地をめぐるスタンプラリーや邪鬼を踏みつけろ!フォトチャレンジ!、三浦一族×衣笠商店街コラボキャンペーンも開催されます。
詳しくは横須賀市ホームページをご覧ください。
この機会に貴重な文化財をご覧ください。