2016
12.02

骨髄移植ドナー支援制度導入へ

お知らせ, 議会活動

こんばんは。西郷宗範です。

先日の本会議における一般質問で行った骨髄移植ドナー支援制度の導入について、あまりにも反響が大きいので投稿することにしました。

骨髄移植ドナーとは骨髄の提供者のことで、日本骨髄バンクに登録すると、適合者がいた場合に提供者として選ばれます。

登録するには、

・骨髄・末梢血幹細胞の提供の内容を十分に理解している方
・年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方
・体重が男性45kg以上/女性40kg以上の方

という条件があります。

登録したからといって、これだけで提供できるわけではありません。

患者さんとHLA型という白血球の血液型が遺伝子レベルで適合しなければなりませんが、適合する確率は兄弟姉妹間でも25%、非血縁者間では数万分の1といわれます。

私が説明を受けた時は満員の東京ドームの中から1人見つけられるかどうかの確率といわれました。

とにかく適合する人を見つけるためには多くのドナー登録者がいることが第一です。

しかし、最近は登録できる年代の人口減少もあり、ここ数年登録者も減り続けています。

さらには、適合しても仕事が休めなかったりすることもあり、提供できない場合も出てきます。

大企業ではボランティア休暇などの制度を導入しているところもありますが、中小企業や自営業ではなかなかこうした制度を導入できません。

ましてや、自営業の方が仕事を休めば、直接自らの生活に影響してしまう場合もあります。

骨髄移植ドナー支援制度は、そういった時に自治体が休業時の補償として、補助金を出してくれる制度です。

現在、日本国内では約200の自治体がこの支援制度を導入しています。

しかし、神奈川県内ではまだ導入している自治体がありません。

私の所属する横須賀みかさライオンズクラブでは、今期から献血時のドナー登録も行い、また、メンバーも説明員の資格をとるなどドナーを増やすことに努めていますが、神奈川県のドナー登録数は国内下から3番目…

であれば、少しでもドナーに登録してくれる人を増やすためにも、こうした支援制度を導入したらどうかと私自身も議会で質問をしたりと訴えてきました。

会派 市政同友会の先輩たちも協力してくれて、会派視察でも骨髄移植ドナー支援制度を導入している習志野市を視察しました。

しかし、政策的には市長判断…

ということで今回の本会議で一般質問するよう後押しもしてくれました。

そのような流れの中、今回、質問をしたところ市長も前向きに検討すると答弁…

さらに、来年度早々に制定できるよう努力すると約束してくれました。

ライオンズメンバーや会派の先輩たちなど多くの方々の協力のお陰で得られた栄誉です。

今回、県内初の導入の方向性を示したことで神奈川新聞1面に掲載されるというびっくりする事態になりましたが、導入が決まり、新聞にも掲載されたことで一安心できました。

次回、横須賀みかさライオンズクラブの献血・ドナー登録会は3月を予定していますのでその際にはぜひドナー登録へのご協力もよろしくお願いします。

神奈川新聞の記事は下記写真をクリックしていただくとご覧いただけます。

神奈川新聞


西郷宗範
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