11.06
視察報告(長崎市・佐世保市)
こんばんは。西郷宗範です。
昨日から再び視察です。
昨日は長崎市へ…
視察項目は長崎さるくです。
さるくとは長崎の方言でぶらぶら歩くということです。
8年前に長崎さるく博を開催し、平成2年の長崎旅博覧会以来停滞気味だった観光客数を約70万人増加させ、その後の龍馬伝などの効果も含め120万人近くの効果を上げています。
ウォーキングがブームとなり、横須賀でも生涯現役を掲げウォーキングを推奨していますが、市内、市外の人関わらず楽しめるためにはどうしたらよいのかというのが目的です。
実際長崎さるく博では述べ参加者で1023万人(うち観光客数が776万人)で経済波及効果は865万円もあったそうです。
現在は4つのメニューを用意し、遊さるく(マップで自由気ままに散策)は45コース、通さる九(長崎名物・ガイドツアー)29コース、学さるく(専門家による講座・体験)、食さるく(長崎ならではのグルメ体験)など多数…
それぞれの距離も2㎞、時間も2時間程度とお手軽感…
長崎市長自体も現職前にガイドをやっていたということで記念イベントなどにはサプライズでガイドをやられる時があるとか…
横須賀でも京急ウォークや北下浦ウォークなど様々なウォーキングがありますが、長崎市ではこうした企業や団体が行うものは、さるくが盛んになる中でJRなどが同調し協力してきて、発展してきたものだそうです。
民間が相乗りしやすい施策というのも地域活性化のためには必要なものですね。
資料の中で気になったのが今都心などでは好評だというプレミアムパスポートもあるということです。
どこかの出版社にお願いしたのかと思いましたが、長崎国際観光コンベンション協会が作成しているとのこと…
こうした形でプレミアムパスポートができるのであれば研究してみる価値があるかも…
なかなか有意義な視察となりました。
続いてきょうは佐世保市…
海上自衛隊佐世保地方総監への表敬訪問と佐世保の軍港資料館セイルタワーの視察です。
セイルタワーは平成9年にオープンし、これまで約168万人が来館しています。
絶頂期には年間12万人の来館者があり、現在でも7~8万人は来館しているそうです。
建物で20億円、展示品で10億円がかかったそうです。
しかし、展示品は寄附をうけ受けたものなど金額に換算できないものもあり、その全貌は不明です。
7階建ての建物には約1000点の展示があり、展示されていないものものが9000点…
あくまでも海上自衛隊の訓練施設のため学芸員ではなく5人の隊員が管理しています。
やはり一般の人が入れる場所にこうした施設は欲しいところです。
しかし、建物にしても展示品にしてもお金はかかりますね。
軍港資料館であれば防衛省に陳情するという方法もあるかもしれませんが、横須賀製鉄所も含めるとやり方を考えなければいけません。
きょう見たことも含めて考えなければなりませんね。
明日は平戸市でANJINサミットについての視察です。
じか時間もあまりとれないのできょうのうちに関連する施設は視察を行いました。
三浦按針について積極的に取り組んでいる市ですからANJINサミットについて学ぶことが多そうです。